事故でのペットの治療費を認定

 

最近は、ペットを同乗させてドライブを楽しむ人が増えていますね。

ペットが事故にあったらどうなるのでしょう?

小象
小象
法律だとペットは、「物」になるんだよね?

自分の自動車保険を確認するのも、いいかもだワン
コロ助
コロ助



ペットが同乗していて交通事故になったケースを紹介します。

 

→→→知っておきたいペットの法律問題 

自動車同士の衝突、同乗ペットの治療費を損害と認定

<事故の概要>

Aは自家用車をを一方通行の約6メートルの道を運転していたところ、進行方向左端にBの車が停車されているのに気付いた。

Aは、Bの右側を通行しようとした際、Bが自宅の車庫に入れようとしたところ左折後退をするため、道路右側に自社を動かした。

結果、B車とA車が接触しA車は左フロントフェンダーの後部から左リアバンパーにかけて傷となった(修理費用179万5080円)。

Aは、助手席にカゴを置き、その中にペットの犬を同乗させていた。

Aは、接触時に急ブレーキをかけた時にカゴが落ち、ペットの犬が事故後2~3時間後に嘔吐し、動物病院で軽度の打撲と診断された。

 

判決の概要

本判決では、衝突位置、衝突直前にB車が後退をはじめたことから、Aが予測することは不可能として、全体的にBの過失を認めた。

Aの車は修理可能だが軽微ともいえず、新規登録から4か月しか経っていないことから修理費の3割を評価損と認めた。

ペットの治療費としては、動物病院に通院した1か月の通院費3万円を損害と認めた。

裁判所は、不法行為責任(民法709条)に基づき、Bに対し256万と、ペットの治療費3万円の各賠償を命じた。

 

判決の理解

交通事故により助手席にのせていたペットがゲージごと床に転落し負傷したとして、犬の治療費を認めた事例です。

Bの車庫入れのため左折後退に100%過失を認めていますが、犬の乗車方法に問題があれば、被害者飼い主に過失相殺がされたり、加害者に責任を負えないケースもあるようです。

本件は、ペットをゲージに入れていたので問題はないようです。

コロ助
コロ助
ペットをゲージにいれない場合は、シートベルトで固定する必要もあるだワン


ペットの事故での対応

ペットが事故によってけがをし動物病院などで治療を受けた場合、治療費は時価を上限にして支払われることになるようです。

ペットの事故への関与具合によって、過失割合を考慮して過失が相殺され、損害賠償金が減額されることになります。

もちろん、ペットが急に飛び出してきたり、つないでいない場合は飼い主や占有者の管理責任が問われますね。

最近は、いろいろな保険があります。ペットの保険を売りにしているのもありますので、確認してください。

 

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